六波羅蜜(ろくはらみつ) 私の友人で天文が好きな方がいます。彼は春分の日・秋分の日の彼岸中日にははるか彼方までのぞめる丘にのぼり、夕日が沈んでいく光景をしばしばながめてくるのが恒例となっています。 ご承知のとおり春分・秋分の日は太陽が真東からのぼり真西に落ちます。辺り一面あかね色に染めながら大地に静かに沈んでいく。人知の及ばない大自然の不思議ないとなみに思いを巡らしたとき、自然と手が合わさると彼は話します。 全編は音声でお聞きください。 Your browser does not support the audio element.