烏枢沙摩明王(うすさま明王)は不浄を清める仏さま、別名トイレの神様として多くの寺院に祀られています。長泉寺にもうすさま明王堂があり、古老のお話では昔多くの方々の参詣がありました。
このたび、古仏の整理をしている際、うすさま様のお姿が彫られた御札の版木がみつかりました。多摩美大版画研究室の指導をいただきながら試し摺りをしてみたところ、すばらしい精緻なお姿の明王様が浮かび上がりました。
お堂の棟札には万延元年(1860年)と記されていますので、この版木もこの頃に彫られたものと思われます。この版木で手摺りした御札を希望される方はお申し出下さい。